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OOMOL が AIsa に正式対応:Agent が公開データを読み、接続済みの業務アプリで活用

OOMOL と OpenConnector が AIsa に正式対応しました。ウェブトラフィック、SEO、金融、暗号資産、ソーシャル、企業データを読む 106 の Action を、OOMOL クレジットまたは自分の AIsa Key で使えます。

OOMOL

AIsa の公開データ Action と認可済みの業務アプリ接続が、OOMOL の接続ゲートウェイで合流する図

OOMOL とオープンソースの OpenConnector ランタイムが、AIsa に正式対応しました。

AIsa は、自らをエージェント経済のための機能レイヤーと位置づけています。API、データ、モデルをひとつの Key で利用できるサービスです。今回の提携により、OOMOL に接続した Agent は AIsa から公開の市場データを読めるようになりました。ウェブサイトのトラフィック、検索順位、企業の開示書類、ソーシャルの投稿、予測市場などを読み取り、その結果を Notion、Slack、Gmail など接続済みのアプリで活用できます。

OOMOL のホスティング型サービスでは、AIsa のアカウントがなくても AIsa を使えます。組み込みの接続が用意されており、料金は OOMOL クレジットから差し引かれます。OpenConnector をセルフホストしているチームは、Web Console で OOMOL Key を接続して同じ組み込みアカウントを使うか、自分の AIsa API Key を入力し、同じ Action ID を呼び出せます。

AIsa は提携の発表で、この取り組みを「public-data reads meet OAuth writes」とまとめています。公開データの読み取りと、OAuth で認可した書き込みをひとつのワークフローでつなぐ、という意味です。この記事では OOMOL 側から、連携で使える機能、ゲートウェイの中での位置づけ、最初の呼び出し方を説明します。

AIsa で OOMOL に加わるもの

OpenConnector の AIsa provider のサービス ID は aisa で、106 の Action を提供します。すべて読み取り操作です。データソース別の内訳は次のとおりです。

データソースAgent が読める内容Action ID の例
Similarweb (23)ウェブサイトの訪問数とエンゲージメント、トラフィックの推移、マーケティングチャネル、参照元、オーディエンス、上位の国と地域get_similarweb_traffic_snapshot、get_similarweb_traffic_trend、get_similarweb_top_geographies
Semrush (17)ドメインランクとオーガニックキーワード総数、キーワード難易度、被リンク、オーガニック検索の競合get_semrush_domain_overview、compare_semrush_domains、get_semrush_backlinks_overview
金融データ (14)株価、企業の基本情報、損益計算書、SEC 提出書類、インサイダー取引、アナリスト予想、企業ニュースget_stock_prices、list_company_filings、get_insider_trades
暗号資産市場 (11)コインとトークンの価格、相場チャート、取引所、注目のコイン、暗号資産ニュースget_crypto_prices、get_crypto_market_chart、get_trending_crypto
X / Twitter (10)公開投稿、ユーザーのタイムライン、返信、スレッド、トレンドsearch_twitter_posts、get_twitter_user_timeline、get_twitter_trends
Apollo (9)企業と人物の情報補完、組織検索、求人情報、企業ニュースenrich_apollo_organization、search_apollo_people、get_apollo_job_postings
DataForSEO (8)ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexity の回答にドメインやキーワードがどう登場するか、AI 検索のボリュームget_dataforseo_llm_mention_metrics、search_dataforseo_llm_mentions、query_dataforseo_chatgpt
クリエイターと広告 (7)Foreplay の広告ライブラリ検索、ブランド広告と分析、クリエイター検索search_foreplay_ads、get_foreplay_brand_ads、find_similar_creators
予測市場 (5)Kalshi と Polymarket のマーケット、取引、イベント、アクティビティget_kalshi_markets、get_polymarket_markets

このほか、get_credits_balance と get_usage の 2 つの Action で、AIsa アカウントの残高と使用量を確認できます。

上の表は、この connector が現在提供している範囲です。AIsa のプラットフォーム自体にはさらに多くのリソースがありますが、aisa.one に掲載されている機能を OOMOL から使えるのは、この provider に対応する Action が追加されてからです。

ゲートウェイの中での AIsa の役割

実際に役立つ Agent のタスクの多くは、2 種類のアクセスを組み合わせます。

外部ソースからの読み取り。 市場調査に必要なのは、多くの場合チームが持っていない情報です。競合のサイトにどれだけトラフィックがあるか、どのキーワードで上位にいるか、製品発表について人々が何を投稿しているか。AIsa はこうしたデータをひとつの Key で提供します。

自社システムへの書き込み。 調査の結果は、どこかに残す必要があります。Notion のページ、Slack のチャンネル、Gmail の下書き、HubSpot のレコードなどです。こうした書き込みには、アプリごとに自分で認可して接続する必要があります。

OOMOL は、この 2 種類の接続をひとつのランタイムで扱います。Agent から見ると、AIsa の Action も Notion の Action も同じ方法で呼び出せます。検索に使うツールも同じで、入力と出力はスキーマで定義されています。運用するチームにとっても、両方に同じ管理機能が適用されます。

  • 接続のアイデンティティ。 各接続には安全なアカウントラベルが付いており、Agent は Action がどのアカウントで実行されるかを確認できます。名前付きの接続を使えば、ひとつのアプリに複数のアカウントを保持し、呼び出しごとに選べます。HTTP では x-oo-connector-alias、MCP では connectionName で指定します。
  • Action ポリシー。 OpenConnector では、ランタイムトークンに allowedActions、blockedActions、allowedConnections の権限を設定できます。調査用のトークンを aisa.* とひとつの Notion アカウントだけに限定することもできます。OOMOL コンソールでは接続ごとに権限グループがあり、Team のデフォルトは「All Actions available」です。必要に応じて範囲を狭められます。
  • 認証情報を除いた実行ログ。 各呼び出しは認証情報を取り除いた状態で記録されるため、何が実行され、なぜ失敗したのかを追跡できます。
  • Key は境界の内側に。 AIsa の Key (または OOMOL の組み込み認証情報) と OAuth トークンはランタイムの内部にとどまり、Agent のプロセスには渡りません。セルフホスト環境では、保存した認証情報を暗号化できます。

2 つの側は分離されています。AIsa の Key や OOMOL クレジットで業務アプリにアクセスすることはできません。業務アプリを接続すると Agent は技術的にそのアプリにアクセスできるようになりますが、接続によって承認ステップが追加されるわけではありません。書き込みの前に人の確認を挟みたい場合は、ワークフローや製品の側でそのレビューを定義する必要があります。AIsa の発表も同じ点を強調しています。

AIsa を接続する 2 つの方法

OOMOL ホスティング型セルフホスト型 OpenConnector
認証情報デフォルトは OOMOL の組み込みアカウント。自分の AIsa Key も追加可能組み込みアカウント用の OOMOL Key、または console.aisa.one で発行した自分の AIsa API Key
課金OOMOL クレジット。One Key Plan の一部で、料金は接続ページの「View pricing」で確認OOMOL Key なら OOMOL クレジット、自分の Key なら AIsa アカウントで課金
設定組み込みアカウントなら不要Web Console の Marketplace で「OOMOL Keyを接続」を選ぶか、「プロバイダー」で AIsa を開いて API Key を入力
Agent からの呼び出し方oo CLI、Connector SDKMCP /mcp、HTTP /v1/actions/aisa.<action>、Connector SDK、oo CLI
ランタイムの運用者OOMOL自分たちのチーム。Apache-2.0 ライセンス

OOMOL ホスティング型。 OOMOL コンソールで App Connections > AIsa を開きます。デフォルトの接続は「OOMOL built-in account」で、コンソールには「No account setup required. Calls use OOMOL credits.」と表示されます。アカウントの設定は不要で、呼び出しには OOMOL クレジットが使われるという意味です。呼び出しごとの料金は、コンソールの「View pricing」で確認できます。すでに AIsa のアカウントを持っている場合は、「Add account」を選んで自分の Key を入力することもできます。

セルフホスト型 OpenConnector。 設定はすべてランタイムの Web Console で行います。方法は 2 つあります。

  • OOMOL Key。 Marketplace を開いて「OOMOL Keyを接続」を選び、OOMOL コンソールで取得した Key を貼り付けます。すると AIsa に「OOMOL Key対応」と表示され、組み込みアカウント経由で実行されて OOMOL クレジットから課金されます。この Key で、Marketplace の他の対応サービスも使えるようになります。
  • 自分の AIsa Key。 「プロバイダー」で AIsa を開き、console.aisa.one で発行した API Key を入力します。Key はあなたのゲートウェイにだけ保存されます。

その後、Agent のホストから MCP ツールの list_apps、list_connections、search_actions、get_action_guide、execute_action を使うか、POST /v1/actions/aisa.get_similarweb_traffic_snapshot で Action を直接呼び出せます。Docker、ソースコード、Cloudflare でのデプロイと認証情報の暗号化については、セルフホストガイドをご覧ください。

実際の呼び出し:github.com のトラフィック

2026 年 9 月 29 日 (UTC) に OOMOL のホスティング型サービスで実行した呼び出しの例です。

oo connector run aisa -a get_similarweb_traffic_snapshot \
  -d '{"domain":"github.com","country":"ww"}'

レスポンスから一部のフィールドを抜粋し、小数は丸めています。

month                    2026-08
visits                   636913004
pages_per_visit          5.81
bounce_rate              0.388
average_visit_duration   391
source                   similarweb
meta.appId               marketplace:oomol:aisa

2026 年 8 月の GitHub の全世界の訪問数は約 6 億 3,690 万回で、1 回の訪問あたり約 5.8 ページを閲覧し、約 6 分半滞在していました。meta.appId は、コンソールに表示される OOMOL 組み込み AIsa アカウントの Connection ID と一致します。同じ日に github.com の Semrush 米国ドメイン概要を取得すると、ランクは 117、オーガニックキーワードは 6,346,227 件でした。

これはある 1 日の単発の呼び出しで、入力と出力の形を示すためのものです。レイテンシー、カバー範囲、データの正確性のベンチマークではありません。

週次の市場ブリーフを組み立てる

AIsa の発表では、3 つのワークフローが紹介されています。顧客調査を Notion のブリーフにまとめる、競合の動きをタスクにする、企業調査をメールの下書きにする、というものです。AIsa の記事で詳しく読めます。

ここでは 4 つ目の例を紹介します。既存の Action を使って自分で組み立てるワークフローで、あらかじめ用意された自動化ではありません。

目標: 毎週月曜日に、自社製品と競合 2 社の先週の動きをまとめた短いブリーフを作り、Notion に保存し、担当者のレビュー後に Slack で要約を共有します。

  1. トラフィック。 各ドメインについて aisa.get_similarweb_traffic_snapshot と aisa.get_similarweb_traffic_trend を呼び出します。
  2. 検索。 aisa.get_semrush_domain_overview を呼び出します。キーワードの重なりを見るなら aisa.compare_semrush_domains を使います。
  3. 話題。 各製品名で aisa.search_twitter_posts を呼び出して注目すべき公開投稿を集め、投稿のリンクを残します。
  4. 下書き。 Agent がブリーフを書きます。数値には出典とデータの期間を添え、そのあとに Agent の解釈を、解釈であると明記して書きます。欠けているデータは欠けたままにします。
  5. 保存。 あなたの Notion 接続で notion.create_page を使い、ブリーフを下書き用の場所に保存します。
  6. レビュー。 担当者が下書きを読み、承認または修正します。このステップはあなたのワークフローで定義します。
  7. 共有。 承認後、あなたの Slack 接続で slack.post_message を使い、Notion のリンクを付けた要約を投稿します。

セルフホスト型のランタイムで範囲を絞るには、調査ステップには aisa.* と notion.create_page だけを許可したトークンを使い、Slack への投稿には別のトークンを使います。毎週月曜日に実行するには、別途スケジューラーやワークフローランナーが必要です。アプリを接続しても、スケジュールは何も設定されません。

1 回の実行で AIsa を複数回呼び出します。まずひとつのドメインから始め、コンソールで使用量を確認してから競合を追加してください。

はじめかた

  1. ホスティング型: OOMOL コンソールにログインし、App Connections > AIsa を開きます。組み込みアカウントはすぐに使えます。先に「View pricing」を確認してください。
  2. セルフホスト型: OpenConnector の Web Console で、Marketplace から OOMOL Key を接続するか、AIsa のプロバイダーページで自分の AIsa Key を入力します。
  3. 必要なデータに合う AIsa の Action を Agent に検索させるか、oo CLI でひとつの Action を実行します。
  4. Notion、Slack、Gmail、HubSpot など書き込み先のアプリを、それぞれの認可で接続し、ワークフローに必要な Action だけを許可します。アクセス制御をご覧ください。
  5. まずひとつの問いを最後まで実行し、結果を確認してから範囲を広げます。

調査と実行を同じランタイムで

AIsa は、幅広い公開市場データをひとつの Key で提供します。OOMOL は、そのデータをチームが日々使うアカウントにつなぐ接続レイヤーを提供し、両方に同じアイデンティティ、ポリシー、ログを適用します。

このゲートウェイもオープンソースです。2026 年 9 月 29 日時点で、OOMOL の公開カタログには 1,566 のプロバイダーと 18,267 の Action が掲載され、OpenConnector リポジトリは 5,911 Stars、524 Forks を獲得していました。AIsa provider の定義と各 Action のスキーマは、src/providers/aisa/ で確認できます。

OOMOL コンソールで AIsa を開き、調査の問いをひとつ実行して、その結果を接続済みのアプリに送ってみてください。


出典と範囲:この記事は、AIsa の提携発表 (2026 年 9 月 24 日付)、OpenConnector のリポジトリとドキュメント、OOMOL コンソールの AIsa 接続ページ、2026 年 9 月 29 日 (UTC) に確認したカタログと GitHub のデータに基づいています。Action の数は aisa provider のソースコードによるものです。github.com の数値は 2026 年 9 月 29 日の単発の呼び出しによる例であり、ベンチマークではありません。週次ブリーフは自分で組み立てるワークフローで、OOMOL や AIsa があらかじめ用意した自動化ではありません。料金はコンソールに表示され、変更される可能性があるため、この記事には記載していません。